JSS・SSGの協働モデル:協働で生まれる新しい価値

JSS(日本)とSSG(ベトナム)の強固な連携は、日本の製造業における設計品質と、ベトナムの迅速かつ柔軟な開発力を融合させるために構築されました。この連携は、単なるオフショア体制ではなく、設計・開発・品質管理を一体化する技術的なハブへと発展しています。

長年のパートナーシップの中で、私たちは 「日本の求める厳格な品質基準」と「ベトナムの開発スピード」 を両立させる独自の協働モデルを築いてきました。
このモデルこそが、私たちの掲げる 「Japan Quality × Vietnam Speed」 を具現化しています。

本稿では、JSSとSSGがどのように日本とベトナムの設計・開発プロジェクトを成功に導いているのか、7つの技術プロセスと、そこから生まれる3つの価値について解説します。

工程で見る JSS × SSG の協働プロセス

SSGのCAD/FAチームは、お客様からの要求を正確に理解し、高品質な成果物を迅速に提供するために、受注から納品までの全工程を体系化しています。
この7つのステップにより、データ一貫性・進捗透明性・最終品質が保証されます。

1. 依頼受領・データ整理

プロジェクトの第一歩は、JSSが受領した技術要求を徹底的に分析することから始まります。
SSGは初期データを精査し、標準管理表を作成します。この段階で、工数、担当者、納期、技術標準が明確化されます。

2. 要件定義・仕様確認(Q&A – Specification Alignment)

日本側の要求は細部まで厳格であるため、JSSとSSG間で詳細なQ&Aを実施します。
仕様の背景・優先度・期待されるI/Oフォーマットを共有することで、手戻りを最小限に抑えます。

3. 標準・ツール構築

SolidWorks、NX、Creo などの設計環境を、顧客仕様とJSS標準に合わせて統一します。
SSGはすべての作業環境に 「Single Standard」 を適用し、データ互換性と一貫性を完全に保証します。

4. データ作成(2D/3D)と進捗管理

標準環境下でSSGがデータ作成を実施。
進捗は共有管理ボードでリアルタイムに可視化されます。
データ入力やテンプレート適用などの定型作業は最大100%自動化され、入力ミスが大幅に削減されます。

5. クロスチェック(Test1/Test2)

品質保証は最優先です。

  • Test1(自己・ピアチェック):形状・寸法・マテリアルなど

  • Test2(品質保証チェック):CTQ基準で公差・組付け性・機能・美観を確認

6. 総合レビュー・納品

最終チェックをクリアしたデータはSSGが統合。
ファイル名、構造整合性、変更対応方針などを整えたうえでJSSへ引き渡し、お客様に納品します。

7. 継続的改善と標準維持

改善点は日越双方で共有され、標準ルール・ライブラリに反映。
すべての拠点で最新標準が同期され、一貫した品質が維持されます。

成果 – 協働で生まれる3つの価値

1. リードタイムの削減

自動化と標準化により、設計リードタイムを最大30%短縮。

2. 高品質保証

CTQ基準とWチェック体制により、品質不具合再発率を0.5%以下に抑制。

3. 信頼に基づく迅速な連携

Q&Aサイクル短縮により、プロジェクト停滞を防ぎ、円滑な連携を実現。

未来への展望 – 自動化 × 技術 が生み出す新しい価値

現在、JSSとSSGが中心に取り組む分野は
FA(工場自動化)・交通インフラ・半導体装置 です。

一方で、AI・クラウドインフラ分野はまだ実績が多くないものの、今後の重要領域として積極的にチャレンジしていきます。

CAD自動連携、設計支援ツール高度化など、デジタル技術を活用し、
よりスマートで効率的なエンジニアリング体制を構築していきます。

JSSとSSGの協働モデルは、「品質 × スピード」 を両立する国際協業の新しい形です。
今後も両社は、製造業の未来を支える価値を創出し続けます。